市民新報コラム

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この夏の過ごし方 2 (2022年9月)

新型コロナウィルス第7波が蔓延しています。充分に注意されている方でも罹患してしまいますが、比較的、軽症で治癒する方が多いのが救いです。人的交流もより盛んになりつつあり、なお一層の緊張は続けなければならないと思います。

不眠症の方はメラトニンを服用されているかと思いますが、本来はヒトの脳で生合成されるホルモンです。日中は光の刺激によってメラトニンの分泌は抑制されますが、夜になると十数倍の量のメラトニンが分泌されるようになります。ヒトの体内時計でコントロールされていますが、夜間、強い光の刺激を受けてしまうと体内時計が指示をしてもメラトニンの分泌量は減ってしまいます。夜更かしをしてテレビやゲームで強い光刺激を受けてしまうと分泌量が減ってしまいます。夜は静かな時間を過ごすことが深い眠りを得るための一歩です。

私も以前、ストレスで不眠に悩まされていた時期がありました。眠れないことが更なるストレスになり、不安を覚えたことがあります。親友の歯科麻酔医に相談したら「不眠症では死なないからずっと起きていたらいつか眠くなるよ」と笑い話のような示唆を受けました。眠れない状況が続いた場合は生活習慣を変える「行動変容」が大切です。夜型から朝型の生活への転換です。
電気のない時代はヒトも動物も日の出と共に活動を始め、日が沈むと眠る暮らしをしていました。24時間型の社会になり、朝・昼・夜の区別や春・夏・秋・冬の境目が不明瞭な時代になりましたが、体内時計に忠実な生活習慣が大切だと思います。早起きは三文の徳とはよく言ったものですが、私は早起きは値千金だと思います。

(文責:神奈川歯科大学客員教授 医学博士 簗瀬 武史)

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